search/サーチの感想(ネタバレなし)
この映画は話題になっていることを知り、借りることを決めた。
衝撃とまではいかないものの、大きな発見があった映画だった。
あらすじは、行方が分からなくなった娘を父親が必死に探すといったものだった。
話題なった理由は、映画の映像として流れるのは全て主人公が持っているPCの画面だけ というとても斬新で珍しいものだったからだろう。
ただ、話題づくりのためだけにこの特殊な映画を作ったのではないことがこの作品を観ればわかるはずだ。
一つ例を挙げるとしたら、多くの人がメールやチャットを送る時、文章としては文字を打ち込むが送信はせずに消すという経験があるだろう。この動作から主人公はどのような気持ちなのかを十二分に読み取ることができるのである。
これは筆者の中でとても大きな発見だったため、筆者も声を挙げて驚いた。
映画館で見なくてよかったと心底思った瞬間だった。
ここで、「ただ映画の作り方が特殊なだけなんだ」と思い、映画を観ないのはもったいないと筆者は思う。
この映画、構造だけが凄いのではない。
しっかりとしたストーリーもあり伏線も回収もあり、この特殊な映画の構造をかなりうまく利用したストーリーになっている。
まだ観たことない友人には積極的に勧めていきたい作品である。